「朗読を始めたけれども、今一つ楽しめない」「朗読は難しい」などネガティブな印象をもっている方がいらっしゃるかもしれません。
私は、朗読をされる方、または今なんとなく落ち込んでいる方に、このサイトのタイトルにもあるように、朗読を楽しんで欲しいと思っています。
そこで今日は、「楽しさがわからない」という方、まだ朗読をやったことがない方へ、どういうふうに「楽しくなっていくのか」をステップごとに楽しさランク★とともに紹介していきます。
ステップ1 つっかえずに読めるようになる
まず、文章をつっかえず(かまず)に読めるようになることが第一目標です。
つっかえながら読む段階は、文字を追うのに必死で全然楽しくないですね。
つっかえないように読むには、、、、何度も読みましょう。
何度も何度も読めばつっかえなくなりますよ。
この段階の楽しさランクは★
ステップ2 少し大きめの声で、スラスラ読めるようになる
つっかえずに読めるようになれば、次はどんな文章でもスラスラ読めるようになるぐらい、文字を声に出して読むことに慣れましょう。
この段階では、素読み、音読で構いません。
文字を声に出す、スラスラ、声に出す。少し大きめの声でスラスラ読む。
これができると、ちょっと気持ちよくなってきます。
スラスラ読めると、文字、文章のリズムがわかってきます。
リズムにのって、文章を声に出して読むのです。
その時に少し大きめの声を出せば、リラックス効果も得られ、だんだん楽しくなってきます。
私は、この段階が結構好きです。
楽しさランク★★★
ステップ3 想像する
いよいよ朗読へ少し近づいてきました。
今度は、文章に書かれている風景や心情を想像します。
「この場面の主人公は上を向いてセリフを言っているのかな」
「主人公と相手は、少し離れているじゃないかなぁ」
「この場面では主人公は座っているんだろうか」
などなど、すべての文章で状況を想像するのです。
その場面を、人に説明できるぐらい詳細に想像しましょう。
想像するのも楽しい作業ですね。
楽しさランク★★★
ステップ4 想像したことを表現する
いよいよ朗読の醍醐味にたどり着きました。
想像した事を、音声で表現するのです。
表現するためには、様々な表現力を駆使して表現します。
朗読のセリフで喜怒哀楽を表現するコツ
朗読でのセリフを表現するときコツ
朗読での間(ま)と緩急でこれだけ変わる
語尾だけで朗読の印象を変えるコツ
想像し、表現をする。うまくできればワクワクして本当に楽しいですね。
楽しさランク★★★★★
ステップ5 聞き手にどう伝わるか考える
さて、ここからは、楽しさより苦悩(?)の始まりです。
朗読は聞き手に伝わってこそ完成です。
すべての表現について常に考えないといけないのが
「聞き手に伝わるか、伝わったか」です。
ステップ4までは「自分」基準で「楽しい」を感じてきましたが、ここからは「聞き手」を第一に考えないといけません。
だからこそ、この段階からはとても難しいのです。
楽しさランク★
最終目標 聞き手に自分が想像した情景が伝わる
自分が朗読した文章を聞き手の人が耳から聞いて、情景が思い浮かぶ。
聞き手に文章の感動が伝わり、朗読者と聞き手が一体となる。
そこまでできれば、「楽しい」というレベルではなく、もっと心の奥底から「やってよかった」という気持ちになるのではないでしょうか。
まとめ
ステップ1 つっかえずに読めるようになる
ステップ2 少し大きめの声で、スラスラ読めるようになる
ステップ3 想像する
ステップ4 想像したことを表現する
ステップ5 聞き手にどう伝わるか考える
最終目標 聞き手に自分が想像した情景が伝わる
ステップ5からは、「難しい」ところもあります
まずは、ステップ4までの「楽しい」を実感してみてください。
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