朗読のセリフを読むときのコツ

セリフ

朗読では、地の文とセリフがあります。
地の文の表現はわかるけど。セリフをどう読めばいいか、セリフが苦手、という方もいらっしゃると思います。

私もセリフは苦手です(^^;

セリフについては、セリフで喜怒哀楽を表現するコツセリフで表現するコツなどで紹介しています。

以前
朗読でどの程度まで感情を込めるかという記事を書きました。

セリフは地の文よりさらに「どの程度感情をこめるのか」「声色をかえるのか」など、悩むところだと思います。

セリフに悩む方へ、少しヒントになればと思い、
今日はセリフを読むときにどう考えればいいかを紹介します。

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セリフを読むときは、人物になりきらない

セリフで難しいのは、どの程度感情移入して表現するのか、です。
朗読はお芝居ではありません。
したがって、その人になりきって演じる必要はない、と思っています。

読み手は第三者として、「この人物がこんな気持ちでこのセリフを言っている」、という
ことが聞き手に伝わるように読もう、と私は考えています。
演じるというより、真似る、あるいは、~のように読む、かんじでしょうか。

どなたかの本では、セリフは人物に寄り添って読む、という言葉を使われていました。
その考えもステキですね。

高低、緩急で人物を読み分ける

演じるほどでなくても、聞き手に
誰が、何を、どんな感情でセリフを言っているかは
伝わらなくてはいけません。

そんなときは、少し高い声、少し低い声、早口、ゆっくり、など人物を
読み分けてみましょう。

年齢で高低、緩急を考える

日常生活を思い浮かべてみると、

若い人は高い声で早口です。
年配者は少し低くてゆっくりですね。

そんな風に、いつでも普段の生活を思い浮かべて想像すれば
考えやすくなりますよ。

性格で高低、緩急を考える

明るい人は、高い声ではつらつとした話し方ですね。
逆を言うと、高い声ではつらつとした話し方をすれば
明るい性格だと思ってもらえるということです。

ということは、落ち着いた性格の人物を表現したいと
思ったら、
「落ち着いて見える人はどんな話し方をしてるだろう」と
想像するのです。
そうすれば悩まずに人物を読み分けることが
できますね。

まとめ

セリフは演じる必要はない。
人物の読みわけは、普段の生活を想像する。

「人物の読みわけ自体、不要ではないか、
セリフも地の文と同じ声で読めばいいのではないか」
という意見もあると思います。
確かにその通りです。

しかしセリフと地の文を同じように読んで、
聞き手に「これはセリフ、これは地の文」と認識してもらうには
高度な読みの技術が必要です。

ですから最初は聞き手に伝わりやすいように、人物によって
読み方を変えて練習するといいと思います。

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