朗読を始めたばかりの方は、往々にして「早口」な方が多いです。
「早口なので、もっとゆっくり話せるようになりたい」という悩みを持っている方もいるのではないでしょか。
逆に「ゆっくりすぎて間延びしてしまう」という悩みの方もいらっしゃるかもしれません。
今日は、ゆっくり読む・早口(速く)読むコツを紹介します。
音声を録音し、自分のスピードを実感しよう
人から「早口だからもっとゆっくりのほうがいいよ」と言われても、自分では案外わからないものです。自分で自覚していたとしても、実際どれぐらい早いかはわからないですね。
まずは、客観的にスピードを認識するために、録音して聞いてみましょう。
録音したものを聞き、「速いなぁ」ということを実感するだけでも、読み方はゆっくりになると思います。
ゆっくり読むための練習方法
話し出す前に、息を吐き出し、しっかり吸う
早口の方は、息が足りなくなるから、早口になる、ということも考えられます。
話し出す前にしっかり息を吸うようにします。
しっかり息を吸うためには、吐き出さないと吸えないので、息を吐いてから吸いましょう。
ゆっくり読むには、読点(、)を増やす
ゆっくり読む、と言っても、スローモーションのように読むわけではありません。「ゆっくりのように」聞かせる、と言う方法もあります。
「ゆっくりのように」聞かせるためには、読点(、)を増やすことでスピードを抑える事ができます。
いつもより多めに読点(、)を入れてみてください。
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小学生に説明するように読む
朗読の練習方法のひとつに「説明するように読む」というのがあります。
小説の内容を解説風に読むのです。
小学生相手に解説する、という意識で読んでみてください。
おのずとゆっくり丁寧な読み方になります。
早く読むための練習方法
読点を消して読む
ゆっくりすぎる読み方の方は、読点の時に、毎回息を吸っている事が多いです。息を吸うので、時間がかかるのです。
読点(、)を消して一気に句点(。)まで読んでみてください。
息が続かない、と思って早く読めると思います。
それができるようになったら、読点を付けて読みますが、その時には息を吸わないこと。吸わないけど、空白(読点)は入れる、と言う読み方です。
まとめ
ゆっくり読む、早く読む、ともに「読点」が関連してきます。
読点で息を吸えば、間(ま)ができる。
間(ま)ができれば、「ゆっくりに感じる」ということです。
逆を言えば、ゆっくりだと感じさせたいときは、読点で息を吸う、
ゆっくりだと感じさせたくないときは、読点では息を吸わない。
ぜひ試してみてくださいね。
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