黙読している時は気づかないようなことが、朗読のように声をだして本を読んでみると、悩ましいのが、漢字の読み方です。
例えば「明日も元気に」と書かれているものを
「あす」と読むのか「あした」と読むのか、などですね。
もともとの意味を国語辞典で調べる
例えば 「鳥が円を描くように」
「かく」と読むのか「えがく」と読んだほうがいいか。
国語辞典では
かく・・文字を記す
えがく・・形を図にかきあらわす
と記載があります。
その意味ならば、
「鳥が円をえがくように」のほうがいいかな、となります。
聞いた人がわかる読み方
例えば 「七段」
しちだん、ななだん、どちらがいいか。
しち、だと聞きづらいかもしれないので、「なな」とよんだほうが
間違わずに聞けます。
しかし、「なな」というと現代的な感じもするので、作品によって変えたほうがいい場合もあります。
時代にあわせた読み方を考える
「盗人」は
「ぬすびと」「ぬすっと」
「夫婦」は
「ふうふ」「めおと」
などの読み方は、作品の時代にあわせて選べば、より作品世界を表現できます。
作者の意図を考える
作品によっては、漢字にふりがなをふっていたり、ふっていなかったり、いろいろです。
今のマンガなどでは「現在」とかいて「いま」とふりがながふっていたり、「仲間」とかいて「ともだち」とふりがながあったりします。
作者に意図が感じられるものは、作者の意図を汲んだ読み方をしましょう。
まとめ
上記を踏まえた上で、最後どう読むかは自分で決めればいいと思います。
聞き手がわかりやすいだろう、作品がより深まるだろう、ということを想像して。
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