【朗読ワンポイント】聞き手を置いてけぼりにしない

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こんにちは!
朗読のコツを紹介している朗読講師のさとうです。

朗読は声だけで、物語を聞き手に届けるものです。
ということは、今更ながらあらためて考えると
朗読を聞いている人は、耳からだけの情報で物語を知るわけです。

ということは、
朗読というのは、読み手とおなじぐらい聞き手もすごい技術が必要ですよね。

どんな技術かというと、「聴いたことを覚えておく」という技術ですね。

ぼーっと聞いていると、
「あれ?今どの場面?」とか「え?良平ってだれ?」など
あっというまに話がわからなくなってしまいます。
そして途中でわからなくなってしまったら、、、、もう耳には(頭には)入ってこなくなります。

ぼっーっと聞いていてわからなくなるのは、まぁ聞き手にも多少責任があるとして、

真剣に聞いているのに、話がわからなくなる、というのは、読み手の責任、となってきます。

そこで、今日のテーマ「聞き手をおいてきぼりにしない」です。

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重要な言葉は、印象に残るように読む

例文1です。

ある日の暮方の事である。一人の下人が、羅生門の下で雨やみを待っていた。
広い門の下には、この男のほかに誰もいない。ただ、所々丹塗にぬりの剥はげた、大きな円柱に、蟋蟀が一匹とまっている。羅生門が、朱雀大路にある以上は、この男のほかにも、雨やみをする市女笠や揉烏帽子が、もう二三人はありそうなものである。それが、この男のほかには誰もいない。
羅生門 芥川龍之介

この例文であれば
「げにん」「羅生門」「誰もいない」

このあたりの言葉はしっかり、聞き手に覚えておいてもらわないと、あとの話がわからなくなってしまう可能性がありますね。

「この言葉を聞き逃したら、あとの話がわからなくなる」、というものがあれば、しっかり聞き手に伝わるように印象づけましょう。

さて例文に戻ります。

この例文の中にある「雨やみを待っていた。」は、実はもう1回あとのほうで出てきます。

何度もでてくる言葉は、印象に残るように読む

例文2です。

作者はさっき、「下人が雨やみを待っていた」と書いた。しかし、下人は雨がやんでも、格別どうしようと云う当てはない。

この例文2の「さっき、「下人が雨やみを待っていた」と書いた」を朗読したときに聞き手が
「えっ?そんな場面あったかな」
となってしまうと、聞き手はそれが気になって先に進めなくなる可能性があります。

この例文2を朗読したときにちゃんと聞き手が
「あ~そういえば、最初に言ってたなぁ」と思い出してもらわないといけませんよね。

ということは、それを考慮して、例文1を読むときに(この言葉はあとで出てくるからおぼえておいてもらうように、読まないと)と
意識することが大事です。

まとめ

聞き手が物語の進行のおいてけぼりを食わないように、
(ちゃんとついてきてね!このことば大事だよ~、おぼえてね~)とか
(このことば、実は物語の伏線になってるんだよ~ちゃんと聞いててね)
などの、気持ちで聞き手を物語の世界に連れて行ってあげましょう!

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