本日の朗読教室では、川端康成の「夏の靴」を練習しました。
「夏の靴」は、内容を理解すること自体がちょっと難しいですね。
今日はその中で、同じ言葉が繰り返しでてくる場面があったので、その表現についてみんなで考えてみました。
物語の中盤ぐらいに
「勘三は少女に扉をあけてやった」という言葉があり、
物語の終盤にも「勘三は少女に扉をあけてやった」という言葉があります。
このふたつは言葉自体は同じでも、物語が進むにつれ、勘三の少女への感情には変化が起きています。
中盤では、少女への腹立たしさがある状態での「扉をあけてやった」
終盤では、少女への理解を示した状態での「扉をあけてやった」
感情が違えば、朗読の表現も変わってきますね。
この言葉(行動)はどんな感情で起こしたものなんだろう、と想像する、というのも朗読の奥深さであり楽しさでもありますね。
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