朗読で「語尾が伸びる」くせを直すコツ

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朗読を読むときには、ひとそれぞれ色々な癖があります。癖は自分で気づく場合もあれば、自分では気づかず、人に指摘されて気が付く、というものもありますね。

読み方の癖で、自覚しにくいのが「語尾がのびる」という癖です。
朗読において「語尾」の扱いは非常に重要です。
語尾だけで朗読の印象を変えるコツ」でも紹介しています。

今日は語尾を伸びないようにするにはどうすればいいかを紹介します。
(語尾とは文末だけでなく、助詞なども含めて「語尾」としています)

本日の題材です。

唐の都洛陽の西の門の下に、ぼんやり空を仰いでゐる、一人の若者がありました。
「杜子春」芥川龍之介

吾輩は猫である。名前はまだ無い
「吾輩は猫である」夏目漱石

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語尾がのびるとやさしく聞こえるが、明瞭さはなくなる

まず、語尾がのびるとは、どういうことなのかを音声で聞いてみましょう。
2つ音声が続きます。1つ目は語尾がのびている、2つ目は語尾がのびていないものです。

語尾がのびているほうは、優しい印象があると思いますが、明瞭さにはかけます。
おそらく、語尾がのびるくせのある方は、「はっきりしすぎる」のが怖いがゆえに伸びるのではないかと思われます。

語尾をのばさないために、口を閉じてみる

対処方法です。
語尾のところで、口を閉じてみましょう。
口があいたままだと、声が出てしまいます。
上記の例でいうと
「門の下に(すぐ口閉じる)、ぼんやり空を仰いでゐる(すぐ口閉じる)、一人の若者がありました(すぐ口閉じる)

最初は不自然だと思いますが、慣れてくると口を閉じなくても語尾がのびることはなくなってくると思います。

あえて語尾をのばすのも効果的なことがある

では語尾をのばすのは、ダメなのか、というとそうではありません。
ダメなのは「いつもいつものびている」という状態です。

あえて語尾を延ばした方が効果的な場合もあるので、くせがなおったら、次は「ここはのばそう、ここはみじかく」などができるようになることがベストです。

語尾を延ばしが方が効果的な場面と言うのは、セリフ調のときです。

吾輩はねこである。名前はまだない。の音声をお聞きください。
1つめは語尾が短い、2つ目は一部分語尾が長いパターンです。

普段私たちが会話をするときのことを想像しても「考えながら話すとき」は語尾がのびていますよね。「考えながら話している」という雰囲気をだしたいときは、あえて語尾をのばすのです。

まとめ

語尾がのびるくせは直したい。
しかしくせがなおったら、場面に応じて語尾をのばす、短くするを使い分けると効果的

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