朗読で感情を表現するコツ

朗読

「もっと感情を込めて朗読したい」
または「もっと悲しそうに読んで」「もっとうれしそうに読んで」など言われたことがある人もいらっしゃるかもしれません。

今日は、感情(気持ち)と声の表現を考えてみたいと思います。

(そもそも朗読は感情を込めて読むものなのか、という疑問を持たれている方もいらっしゃるかもしれません、。これについては、また後日お話したいと思います。)

まずは、音声をお聞きください。


同じ言葉ですが、それぞれなんらかの感情をともなっているようにに聞こえませんか?

なぜそんな風に感じるのでしょうか。

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普段の生活できこえてくる声が、見本

実は、感情を伴う声は、普段の生活の中でみなさん体感しているのです。
かなしそうな声、うれしそうな声をどうやればいいか、迷ったときは普段の生活を思い浮かべるようにしましょう。

声の表現は、高低、緩急、強弱、軟硬、の組み合わせ

主な声の表現の種類です。
高い
低い
ゆっくり
速い
強い
弱い
硬い
やわらかい
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私たちはこれらを組み合わせて感情を表現しているのです。

例えば

高い+速い+やわらかい =うれしそう
低い+ゆっくり+弱い  =悲しそう
高い+速い+強い    =楽しそう
低い+ゆっくり+硬い  =さみしそう

これはあくまで、一例です。文の内容によってもニュアンスは変わってくると思います。

先程の音声は、この4つの順番で表現しています。

語尾を上げたり、下げたりすると、さらに印象が変わりますよ。
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まとめ

朗読でどれぐらい表現を込めるか、というのは難しい所ですが、迷った時は日常生活を振り返り、「こんな気持ちの時、人はどんな声を出しているか」を考えるようにしましょう。
それがヒントになりますよ。

いろいろ試してみてください❗

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