朗読で「まっすぐ読む」とは

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2015年記事を改変しました(2017.8.10)

こんにちは!朗読のコツを紹介している朗読講師のさとうです。

前回癖読みの一つである「助詞あげ」の改善方法を「助詞上げのくせを直すコツ」で紹介しました。

朗読にはいろいろな読み方のくせがありますが、「もっとまっすぐ読んで」「もっと自然に読んで」などと言われたこと、またそういう指摘を聞いたことはありませんか?

「自分では自然に読んでいるつもり」だけど、、、と思ってしまいますよね。

そもそも「まっすぐ読む」とはどういうことでしょう。

今日は「まっすぐ読む」というのはどういうことを表しているのか音声付で紹介します!

本日の題材です。

ある日の事でございます。御釈迦様は極楽の蓮池のふちを、独りでぶらぶら御歩きになっていらっしゃいました。
「蜘蛛の糸」芥川龍之介

まずは、まっすぐではない音声をお聞きください。わかりやすいように少し極端に読んでいます。

「ある日の事でございます。」では「事で」が強調されています。
「御歩きになっていらっしゃいました。」では「なって」や「いらっしゃい」などが強調されています。

「ある日、こういうことがあったんだ」
「歩いていたんだ」ということを意識しすぎて表現しようとすると、このような表現になりがちです。

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言葉のまとまりで考える

文章を読むときは、いつでも言葉のまとまりで考えることが重要です。

「ある日の事でございます。」というのは「ある日の事」が一つのまとまりです。

読むときには「ある日の事」を一気に読みます。

「御歩きになっていらっしゃいました。」も同様に「お歩きになっていらっしゃいました」が一つのまとまりです。

一気に読みましょう。

一気に読む、というのも文字ではわかりにくいので、音声でお聞きください。

いかがですか?

あっさりしている、という印象を受けられたかもしれません。

「まっすぐ読む」というのは、意味のまとまりを考えて読む、ということです。

最初は、読み手としては「物足りない」「もっと表現したい」と思うかもしれません。

ですが、言葉のまとまりで考えて読むことが聞き手にとっては自然に聞こえる、ということなのです。

上記の音声は、まとまりをわかりやすくするために、棒読みで読んでいます。
参考までに、朗読として読んだ音声です。(間(ま)、緩急を追加しました。

不自然なところを強調しなくても、間(ま)や緩急などで朗読になりますね。

意味のまとまりを考えない場合

意味のまとまりだけで考えると「蓮池のふち」の部分も「蓮池のふち」がひとまとまりになります。
しかし、「蓮池の真ん中ではなくて、ふちなんだ」というように、ふちを強調することに意味がある場合は、「蓮池の、ふち」というふうに分ける場合もあります。

ここで気を付けないといけないことは「意味のまとまりの途中を強調することに意味がある場合のみ」ということです。

基本は、意味のまとまりごとに一気に読む、です。

まとめ

文章を読むときは、意味のまとまりで考える。
まとまりごとに一気に読む。

「まっすぐ読む」というのは、読み手にとっては物足りない、と感じると思います。
「えーもっと表現したい!」と思うかもしれません。

しかし聞いている人にとっては、それがわかりやすい、ということですね。

なお、「どこからどこまでを意味のまとまりと捉えるのかわからない」
「私なら”独りでぶらぶら御歩きになっていらっしゃいました。”までを一つに考える」など、言葉もまとまりの考え方は、個人の読解力や本の内容の捉え方などみなさん違うと思います。今回は一例としてあげています。

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